ふるさと三日市


飯野神社

下記の画像をタップすると、ホームページとリンクしています。

飯野神社の創祀は古く、「延喜式神名帳」(927年・延喜5年)にその名が見られるのが歴史上の初見になリます。御祭神は、伊勢神宮外宮の御祭神で衣食住を司る神様、豊宇気毘売命(とようけひめのみこと)を始め10柱です。現在の社殿は1993年に造営され、改築の際には本殿下より須恵器や土師器などが出土するなど、古の時代より地域の人々から崇敬を受けてきた御社です。

「御神木の大楠」

安土桃山時代の天正年間(1573年~1592年)に、織田信長の戦火によって社殿が焼失しましたが、境内の2本の楠木は燃え残りました。この2本の御神木はその後の伊勢湾台風でも倒れることなく、現在でも参拝に訪れる人々を見守り続けています。


真宗高田派本山兼帯所

如来寺・太子寺

下記の画像をタップすると、ホームページとリンクしています。

両寺の歴史は古く、今から約1400年前の昔、聖徳太子がこの地に立ち寄られ建立を思い立たれたとの由来があります。如来寺の本尊は善光寺如来の一光三尊仏、太子寺の本尊は聖徳太子孝養木像で、17年に一度、御開扉されます。次回の御開扉は、令和6年(2024年)4月28日、29日の予定です。

「おんない念仏会」

如来寺では毎年84日に、浄土真宗開祖親鸞聖人の高弟顕智(けんち)上人(12261310)を偲ぶ「おんない念仏会」(県の無形民俗文化財)が行われています。起源については、親鸞上人の直弟子で、三日市で布教にあたっていた専修寺三世の顕智上人が、延慶三年(1310)7月4日に如来寺で説法中、日没に至って村の南端「一ツ橋」を最後に行方がわからなくなり、村人は悲しみ、念仏を唱えながら雨の中を捜したという伝説に由来しています。当日は、東組、西組に分かれた三日市の人々が一団となって三日市の聖跡を巡り、傘ぼこの周囲にしゃがんで鉦に合わせ、ゆったりと哀愁を帯びた調子で念仏を唱え上人を偲びます。


天晴れ!みっかいち

下記の画像をタップすると、ホームページとリンクしています。

「天晴れ!みっかいち」は、三日市で作った酒米「神の穂」でつくる純米酒です。三日市酒作り委員会(山中幹雄代表)は2017年に発足し、住民有志で育てた酒米は三重郡川越町の酒蔵早川酒造部で醸造しています。13世紀頃に伊勢神宮で書かれた「倭姫命世紀」の中に「味酒鈴鹿国」という言葉が出てきますが、味酒とは「酒がうまいこと」という意味で、奈良・平安時代に鈴鹿の地は、おいしい酒を産した地域であったことが伺われます。また、「味酒」は「鈴鹿」にかかる枕詞として現在に伝えられています。